2007/6/15
当院のACR療法について(2)
ACR療法は、再生医療による最新の美容医療ということで注目され、当院にも大変多くのお問合せがあります。今一度ここで当院のACR療法について詳しくお伝えさせていただきますので、ご参考にして下さい。
(1)当院のACR療法で主に使用するキットは、歯科の先生方がお使いの国産のキットです。スイス・リジェン社の輸入キットは大変高価なため、施術料金を抑えるため国産キットを使用しています。とは言え、ブランドに弱いというのも人情ですから、ご希望があればリジェンACRのキットを取り寄せて使用することも可能です。その場合、キット代の差額分の料金が余計にかかります。(1回\105,000→\168,000)
(2)問題はキットにより効果に差があるかということですが、差はないと思います。目的の血小板を集めるのは、あくまでも遠心分離という操作によるからです。リジェンACRのキットの方がより効率良く血小板を集められると主張しているようですので、念のため当院ではリジェンACRキットの倍の数の国産キットを使います。(その分、採血量も多くなりますが)
(3)リジェンACRの倍量のキットを使いますので、得られるPRP(多血小板血漿)の量も多めになります。ですから、両目の下やホウレイ線などに部分的に注入するだけでなく、お顔全体に注射できます。お顔の一部だけ若返ってもしょうがないと思いますので、お顔全体に注射することをお勧めしています。
(4)PRPを調整する間の約30分間、表面麻酔をしながらお待ちいただきます。痛みに弱い方には神経ブロック麻酔も併用します。
(5)血小板を活性化させて人為的に炎症を起こしているようなものですから、当然のことながら当初はお顔が若干腫れます。しかし、日常生活に差し支えるほどではありません。
(6)ACR療法の効果は1年以上続くとされています。当院でACR療法を受けられて最も時間が経過した方でもまだ5〜6ヶ月に過ぎませんが、効果は同じレベルで持続しています。