免疫療法 点滴療法 美容医療 名古屋 中区 上前津駅の まきクリニック

Dr.インタビュー

まきクリニック院長 齋藤 載次 平成3年 長崎大学医学部首席卒業(首席卒業者に贈られるポンペ賞受賞)。 その後、碧南市民病院・県立愛知病院勤務を経て平成16年まきクリニック開設。 日本内科学会認定医、アレルギー学会会員、 肺癌学会会員、日本美容外科医師会会員、 日本メソセラピー研究会会員。

まきクリニックの特色について教えてください。

当院は内科・皮膚科を主体とした一般保険診療と自費診療を行なっております。自費診療の内容としましては、点滴治療を中心とした代替統合医療と美容医療です。

代替統合医療としては、高濃度ビタミンC点滴や免疫細胞療法などによる抗ガン治療、デトックス(キレーション)点滴、マイヤーズ・カクテルなどがあります。

美容医療としては、照射系(フォトRF・サーマクールなど)や注射系(ヒアルロン酸注射・ボトックス注射など)によるアンチエイジング治療を行なっています 。

免疫細胞療法は高価な治療ということもあり、あまり一般的ではないようですが?

そうですね。もちろんコストの問題も大事ですから、ガン患者さんには標準治療である抗ガン剤治療などと当院の高濃度ビタミンC点滴の併用を先ずお勧めしています。高濃度ビタミンC点滴は抗ガン剤の副作用を緩和する働きもありますし、医療先進国のアメリカでも推奨されている併用療法だからです。

しかし、副作用や体力の問題で抗ガン剤治療ができなくなった患者さんもいますので、そういう場合は免疫細胞療法をお勧めしています。高濃度ビタミンC点滴と同様に副作用がほとんどない治療ということも魅力です。今の時代は、どれだけ生きたかという時間の問題だけじゃなく、どのように生きたかという生活の質の問題も考える時代ですから。

深部皮膚再生術が貴院でしか行なわれていない理由は何でしょうか?

深部皮膚再生術は治療が大変困難な肝斑やニキビ跡を劇的に改善する治療法です。韓国で開発された深いピーリング剤を使用する特殊技術であり、先ずその技術を韓国で修得しなければなりません。私は2007年に韓国に何度も出向き、その技術を修練して最終的に日本での施術を許可されました。

成果が大きい代わりにリスクも高い治療ですから、安易に行なえる治療ではありません。医師も患者さんも相当な覚悟で臨まなければならない治療です。

今後の計画や目標についてお聞かせください。

当面は、高濃度ビタミンC点滴や免疫細胞療法のガンに対する有効性の検証に寄与することです。高濃度ビタミンC点滴はアメリカで盛んに研究されているところですが、免疫細胞療法の方は日本が世界のトップを走っています。その効果をより上げる方法の探求に少しでも貢献できるように努力したいと思います。

また、月並みなようですが予防医学の重要性を主張していきたいと思います。患者さん方がよく口にされる言葉で「毎年健診は受けている」「人間ドックを受けて大丈夫だと言われた」という言葉がありますが、それはそうしたチェックを受けていない人よりはマシだということに過ぎません。異常がないか定期点検しているだけの守りの医療です。年齢とともにガンをはじめとした病気のリスクは確実に上がっていくわけですから、もっと自ら攻めて行かなくてはいけません。病気になるのを待ってそれから行動を起こしても、それでは既に攻め込まれているわけですから。

高濃度ビタミンC点滴にしてもその他の様々な免疫療法にしても、まだガンになっていない段階で始める予防的治療の方が圧倒的に効果があるはずです。治療回数も少なくて済み、コストも抑えられます。

しかし、人間はどうしても実際に困った状況にならないとなかなか動かないものです。年に1回恐る恐るロシアンルーレットの引き金を引き、運良く銃弾が飛び出さなかったらホッとしてしまうということを毎年くり返しているわけです。そして年々弾倉の銃弾の数は増えていっているのです。銃弾の数を増やさないようにしなくては、早晩銃弾に当たることになってしまいます。