日本ではまだなじみの薄い「メソセラピー」。欧米や韓国では、痛みも身体への負担も少ないことから、人気を集めている治療法で新しい医療技術としても熱心に研究されています。病変に近い皮膚の浅い部分に、たいへん細い針で薬液を注入して治療する方法で、美容医療に関係するものとしては以下のようなものがあります。
植物成分が多いとはいえ注射薬という形を取っている以上、薬剤アレルギーのリスクは常にあります。また、期待した成果が出ないことも少なくなく、それは患者さんにとって経済的精神的リスクと言えます。
脂肪を溶かす作用のある薬剤を注射するだけで、皮下脂肪の減少を図る治療です。何回かくり返すことにより、二の腕・腹部など気になる部分のサイズダウンが図れます。表面麻酔をし、たいへん細い針を用いますので、痛みはほとんど感じません。
1〜2週に1回、薬液を局所注射することにより、若年者は約2週間で脱毛が停止し、約2ヶ月で新しい毛髪が出現します。万一、効かない場合は2ヶ月で判断が出来ることになりますので、無効な治療をいたずらに継続する心配もありません。40歳までの方に大変効果があるとされています。(50代までは治療可能と言われています)
機能性化粧品やイオン導入では届かない皮膚の内部にまで、メソセラピーを用いて美肌成分を運ぶ治療法です。1回の施術で明らかな効果を実感、ダウンタイムもありません。目的や年齢別に以下のようなものがあります。
●メソリフト/お顔の皮膚の浅い層にヒアルロン酸や各種ビタミンなどを直接注射する美顔法。中高年の方には特におススメです。
●メソボトックス/少量のボトックスをお顔に万遍なく注射することにより、リフトアップを図ります。リフトアップだけでなく肌に張りが出たり、小ジワが改善する効果も。プチ整形ではリフトアップを起こす治療法が乏しいので、注射するだけでリフトアップが図れるというのは貴重ですね。
スペイン製の自然ハーブ由来成分のカクテル注射液をお顔やフェイスラインに注射し、脂肪燃焼を促進し血液循環を良くすることで、フェイスラインをシャープにして小顔効果を図る治療法です。
似たような効果を謳っている注射液のようにステロイドが添加されているということはありません。
いわゆる肉割れ線を改善するメソセラピーがあります。肉割れ線は傷跡と同じような皮膚の瘢痕であり、肉割れ線に薬剤を万遍なく注射して改善を図る治療です。回数は必要です。